堅気屋倶楽部
  • このページは「関西じゃりン子チエ研究会」の掲示板「堅気屋倶楽部」の過去ログです。
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なんか [ 激!FDH ] 02/05/26 00:08
 双葉社の新作読んだけど、はるき悦巳さん現代を生きるのが辛そうだね。残念だけどあの作品は作者がもう<生きて>ないことを暴露してしまってると思います。じゃりン子チエの後半60巻くらいからもう作品(作者)と現実とが余りに遊離してしまってる。

 チエちゃんが大好きな僕たちのためにもう一度現代を生きて現代のチエちゃんで魅せて欲しいです。

 チエちゃんが大好きだよー。

Re:なんか [ 灰江奈 ] 02/05/26
 双葉社の新作とは、「帰ってきたどらン猫」のことですね。
 あの作品が面白いかつまらないかというようなコメントは、ここではあえて控えますが、いずれにせよ、あれが今のはるき先生の精一杯なのでしょう。

> チエちゃんが大好きな僕たちのためにもう一度現代を生きて現代のチエちゃんで魅せて欲しいです。

 そのお気持は分かるのですが、はるき先生もすでにお若くはないし、20年間の激務で消耗し尽くして、もう昔と同じ気力と体力は残ってないと思います。
 次回作もあるらしいですが、私としては、くれぐれもはるき先生にご無理なさらないで欲しいと願うばかりです。
 上と同じことは何度も書きましたけどね。

それでもワンアンドオンリー [ 真 ] 02/05/28 14:52
別に個人個人の見方を否定する気はありませんが。

「じゃりン子チエ」をはじめとしたはるき悦巳作品は、作者が幼少時代に体験した環境、風景を素材にして構築された世界のようで、そういう部分では、元から“現代”なんてのはまるで重要ではなかったようにも思えます。

おそらく連載当時にして、あの世界観は過去の風景だったのではないでしょうか。その懐かしい景色を“現代”に甦らせた技こそが、読者に最も親しまれた魅力ではないかと思うんです。

作品に現実味が薄れていったというのは、作者の技量が衰えたと見るか、現実そのものがもはや作者の世界観を相容れないものとするところまでかけ離れていってしまったと見るか、…どちらにしても、かけがえのない価値のものが失われていってしまうのは本当にさびしいです。
はるき悦巳の甦らせた原風景は、本当に過去のものになってしまったのでしょうか…。

Re:それでもワンアンドオンリー [ 灰江奈 ] 02/05/29 08:08
 私は、はるき先生をけなすつもりは毛頭ありません。
 ただ言いたいのは、はるき先生に期待することはともかく、無理を強要することはくれぐれもやめましょう、ということです。はるき先生がどれほど天才的な作家でも、今の年齢になってなお全盛期と同じ仕事量をこなせるとは思えないからです(この辺のことは、例えば98年1月30日の過去ログでも言われています。)。そんなことは承知、という方に対しては失礼申し上げますが。

 こういうことを言うとまた反感を買うかも知れませんが、私としては、はるき先生には今後は自分自身のために生きていただきたいんです。もう十分世の中のために尽くして来られたんですから。

 もちろん、なお漫画を描き続ける事がご本人の意思ならば、そうして頂きたいし、そのことにケチをつけようとは少しも思いません。

Re[2]:それでもワンアンドオンリー [ 激!FDH ] 02/05/29 19:22
歳は関係ないです。彼は本物の表現者です。谷崎が<細雪>を書いたのは60後半!ですよ。そういえば細雪も関西の風俗を切ないくらい見事に描いてましたね。雪子とチエの比較も面白そうだなあ。
Re:それでもワンアンドオンリー [ 激!FDH ] 02/05/30 17:50
 例えば大正時代の作家が大正時代を舞台にした作品を大正の読者に対して描くのと現代の作家が大正時代を現代の読者に対して描くのではスタンスが違うという事です。

 じゃりン子チエは作者の中の<風景>と読者との距離を見事に連絡させてました。いつまでも愛される作品だと思います。

 双葉社のWEBサイトに掲載された作品はいったい誰に対して描いてるのか僕には判りませんでした。もう<距離>を計れてなかったと思います。

 昔の極道作家は20歳の娘に恋愛をしたりして距離を埋めました。バイアグラは表現者の強い味方です。ガンバッテ、はるき先生! 

Re[2]:それでもワンアンドオンリー [ テツのひげ ] 02/05/30 19:22
難しいことはよく分かんニャイけど、多分猫好きの人にかいてるんじゃニャいかニャー。大人向けではないと思うニャー。子供向けに書いていても、それはまた別のジャンルとして楽しめばいいニャー。その作品が浅いと見るか、新しい子供向きのジャンルとみるか。
最後に一言。失礼しました(ニャー!?)。
Re[2]:それでもワンアンドオンリー [ 真(圧倒!西L) ] 02/06/02 14:51
「じゃりン子チエ」は現代を舞台にした過去の空間だと思います。そこに過去を描いているというスタンス(懐古表現)がまるでないのは、「チエ」の風景にこそ作者はリアリティを感じているのでしょう。読者もそう感じることが出来ます。過去という言い方は適切ではないかもしれないので、都市化せずに変わらず依然と在る空間と言い直しましょうか。そういうものの記憶というか意識は誰でも持っているものです。そう考えれば時代なんてのは関係ないと思えます。送り手、受け手のリアリティに対する認識、情景への共感性だけかと思います。

「チエ」はとても長い期間続いた漫画なので、全体を通すとかなり作品性に変化が出ています。絵柄の変遷は必然として、問題は方向性でしょう。

> 双葉社のWEBサイトに掲載された作品はいったい誰に対して描いてるのか僕には判りませんでした。

つまらぬ個人的意見を言わせてもらえば、僕は“WEB上の漫画”ということ自体まともに読む気がしません。「帰ってきた~」は一瞬見た程度で、どんな作品かも全然わかりません。漫画は絶対紙ベースで読むものだと思っています。モニター画面でなんか見たくありません。双葉社が単行本で出してくれることを信じています。

Re:それでもワンアンドオンリー [ 森 絢女 ] 02/06/02 19:16
灰江奈さんは割と刺激的な事を書かれる方だとは思いますけど、今回の発言は別にどこも刺激的な事書かれてたとは思ってなかったですよ

私は今回のWeb上の作品については、楽しんでおりました
『どらン猫小鉄』であって『じゃりン子チエ』ではないと言う意識もありましたし…内容的には、個人的には面白かったです

ただ、Web上で見せるならWeb上でしか見せれない見せ方ってあると思うので、何もわざわざ紙媒体で見れるべき形式で見せなくてもなとは思いました…
PDFファイルは基本的には会社等での資料をネット上でやり取りするのが主たる目的ですし…ページを繰る事による視覚的効果がなかった分、違和感はあったと思います
私には内容よりもそちらによる感動の半減の方が気になりましたね

Re:なんか [ テツのひげ ] 02/06/02 21:14
えーと、何を論じあっているんだっけ……。
はるき先生に「じゃりン子チエ」級の面白い作品を、これからも書いて欲しいということでしょうか。しかし、それはもの凄いハードなことだと思います。「じゃりン子チエ」の魅力は、登場人物一人一人が勝手に動き回る所だと思います。予測不可能な登場人物の行動を一つの世界にまとめあげるのは、並大抵の苦労ではないと思います。はるき先生自身、その作業に限界を感じたから「じゃりン子チエ」を「収束」させて、終了させたのではないでしょうか。今は鋭気を養ってもらって、はるき先生が燃え上がるのを待ちましょう。
あと一言だけ [ 灰江奈 ] 02/06/06 07:31 ] 2002 10/11 15:52
 テツのひげさんがきれいにまとめてくれたし、これ以上何も言うまいかと思いましたが、私の言いたいことをより正確に理解していただくために念を押す意味でもう一度発言します。すでに理解して下さっている方はご容赦下さい。

 まず、私の指摘した98年1月30日の過去ログをお読みでない方は、読んでいただければ、私が何を言いたいのかは大体分かって下さることと思います。

 激!FDHさんのおっしゃることは分からなくはありませんが、絵を描くことは多大な体力と根気を要する仕事らしいですし、漫画家と小説家とは同じには扱えないような気もします。

 私は「帰ってきたどらン猫」の更新は毎週欠かさずにチェックしていたのですが、気になったのは、作品の質はともかく、途中から妙に休載が多くなった点です。「はるき先生ご病気」の告知が出たこともありましたし、やっぱり先生しんどいのかな、と思わないわけにはいきませんでした。だから上の記事のようなことを申し上げたんです。


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