> 先日、週刊ポストに「チエちゃん」のことが載っていました。これはぜひ読んでおきたいですね。このあいだまで出てた号かな?
> テツとヨシ江はんをなんとか話をさせるためにチエちゃんがとった手段、人前でわざと大きな声で歌ったりして
チエちゃんはいつも大人顔負けのたくましさを見せてくれますが、そこは数少ない“子供らしさ”、もっと言えば“子供っぽさ”を見せる名場面だと思います。
そして、お母さんが帰ってきてくれて、髪の毛をめちゃくちゃに結っておどけるチエちゃん。ヨシエさんが一緒になって笑うものだから、テツは耐えられなくなって・・・。
こういう描写が最高ですね。その辺があるのと無いのとでは自分の中で「じゃりチエ」の価値が変わってしまうと言っていいくらい。
自分の子供の頃と重ね合わせれば、解釈の必要もないのでしょう。“けなげ”とかいうのよりもその子供らしさに共感を覚えるんですよね。
> 記事では、帰りの電車でヨシ江はんのひざ枕で眠るチエちゃんを「たぬき寝入り」と言ってましたが、私は二人をしゃべらすために慣れないことをやり遂げた疲れで、ぐっすり眠っているのではないかと素直に捉えています。
僕もそっちではないかと思います。そこまで気を回してるんだと考えるのはちょっと勘ぐり過ぎな気も(笑)。
変にはしゃいで或いは読者にまでいたたまれない気持ちにさせてくれた(笑)チエちゃんですが、劇場版では遊園地でテツがヨシエさんの肩につい手を回していたのを見て、カートの運転を忘れて見つめている場面があります。このチエちゃんの驚きもいろいろな想像が出来るし、いろいろ入っているのでしょう。僕はそこに“疎外感”も入っているのではと考えてしまいます。