>山際と風貌が似たキャラクターがいます。応援団長の一霧。
>彼は木刀でテツを一撃で倒しましたね。メチャメチャな部分
>もありましたが、純粋で憎めないキャラでした。初めまして、団長はテツと喧嘩で対等に渡り合った人物として自分も強く印象に残ってます。テツとの決闘はアニメ第一期のラストを飾った事もありじゃりン子チエの格闘シーンにおけるラスボスというイメージがあります(笑)
行き過ぎる程マジメですが純粋に心身共に強いキャラでしたね。こういうキャラにならテツが一度はやられるのも仕方ないなと諦めがつくんですが。
>それに引き換え、山際はヤクザから収賄するなどずる賢く
>卑怯な人物。結局はチエちゃんの一撃でノックアウト。
ここまでは良かったんです、あ、これで捕まったと思って。
>テツも、テッテ的にやり返すだけの価値がないと感じて、
>公開有料裁判という飛田のアイデアに乗ったんじゃないでしょうか。
これが物足りなかったんですよね。原作ももう終りそうな時期だったし、はるき先生もお年だったのであまり激しいアクションシーンや無茶苦茶な描き方する事が出来なくなってきてたのかもしれませんが直接テツがボコボコにしなくても、ひょうたん池に沈めて水責めにしたり、チエちゃんの店のボコボコにされた常連客にホルモン一串食べる事に山際刑事を一発ドツかせたり相応の処置がしてほしかったんですよね。
公開裁判もテツのアイディアではなくレイモンド飛田の提案でしたし。
自分の中でテツが一番恐いな~と感じたのは14巻で自分をバカにしたヤーサンを小学校の講堂下に監禁して花井先生に見つかるまで延々とどつき続けたやつです。
ああいうヤーさんや悪人には無茶苦茶なテツが好きだったのに、金稼いで適当に極悪人を逃がす展開がちょっと悲しかったんですね。
それにしてもじゃりン子チエの64巻は後半の話の中でも特に異色でした。この作品はみんな歳を取らず、誰も成長しない設計ですが、髪型の変わったチエちゃんの寝顔を見ながら「ドングリみたい」と幸せそうにヨシ江はんと話す様子や、喧嘩でボコボコにされて布団の中で涙ぐ姿を見てテツの老化を感じました。やっぱどんな人間でも歳には勝てないんですかね。