マサルというのは今は亡き祖父の名です。
私も皆さんと、たぶん、ほとんど同じ位、チエ(とその周辺)を心の支えにしていたときがあります。
それはそれとして。これは論文で投稿しようとも思ったけれど、ちょっとボリュームが足りなそうなので、ここで皆さんのご意見を伺います。それは、「チエのモデルは鬼太郎ではないか?」という仮説です。
はるき悦巳さんがつげ義春の影響を強く受けたことは私が指摘するまでもありません(このペンネームのつけ方を見ても分かりますね)。
ところで、つげ義春はこれも周知のごとく、水木しげるの漫画の背景を描くアルバイトをずっと続けていました。
だから、はるき悦巳さんも、水木しげるの作品に目を通していないはずは無いと思うのです。
それから、どの巻だかいま思い出せませんが、チエがテツを脅かすときに、ポッチリを取って髪をパラリと下げ(例の不良の真似のとは違います)、片目だけを出してお化けの様子をするところがありましたが、あの顔は鬼太郎にそっくりです。明らかに意識しています。
他にも、ふたりとも小学生だし、大人びているし、かたやカランコロン、かたやたたた…の下駄。そして昭和三十年代。鬼太郎の中に、ねずみ男が焼き鳥屋で邯鄲の夢をむさぼる話がありますが、その焼き鳥屋の構えは「テッちゃん」と酷似しています。
ゆえに、「チエは鬼太郎がモデルである」。ご容赦下さい。