こんな名作を今まで知らなかったなんて…。ただの恋愛映画だと思っていましたが、ただのラブロマンスではないです。上映時間が3時間52分の映画であるので、流石に何度も見ようとは思いませんが。未来永劫に語り継がれる名作と呼ぶのにふさわしい作品であると思いました。ここは「じゃりン子チエ」の掲示板なので、作品の内容については詳しく触れません。私の見たビデオでは、スカーレットの最後のセリフが次のようになっていました。
「考えつかないわ 頭が変になりそう 明日考えるわ…省略…明日に望みを託して」
チエちゃんの名言「明日はまた明日の太陽がピカピカやねん」の部分だけではなく「あかん明日考えよ」の部分も作品と関係があることが分かりました。「明日は明日の風が吹く」が何処にも出てこないではないかと思い、ネットで調べたら訳し方の違いであることが分かりました。
after all,tomorrow is another day
この訳がビデオでは、「明日は明日の風が吹く」ではなく、「明日に望みを託して」となっていたのです。「明日は明日の風が吹く」の訳し方は、凄いと誉め称えられていることが多い(むしろ全部)のですが、私はちょっと違和感がありました。内容的には、「明日に望みを託して」の方が場面に合うと思うのですが、after all(だって)という言葉を無視してしまっています。「だって、明日は明日の風が吹くのですもの」と訳すと、かなり強引な意訳になっているような気もします。「tomorrow」の後にスカーレットは少し間を取ります。私は次のように、訳すのが自然だと思うのですが。
「だって、明日は……、違う一日が待っているのですもの」
チエちゃんとスカーレットの比較を考えようとしていたのですが…、私には難しすぎて分かりませんでした。でも、メラニーはヒラメちゃんかな(笑)。