まずは、お疲れ様です。
登場人物の関係を一つ一つ丁寧に考察しており、凄いと思いました。話しの展開でも、なるほどと思う部分がありました。>チエが唐突に「そやけどほんまにロクな男が居らんなぁ。日本国中そおなんやろか。」などというセリフを吐いた意味は何なのか?それもこれも、実は前述のようなチエの恋物語への伏線であったと考えれば納得がいくのである。
そういえば、チエちゃんそんな事言ってました。なるほど、チエちゃんのこの一言と、カオル君の登場は、確かに関係ありそうですね。今まで、あまり意識してませんでした。
>だが美術については、センスはともかく技巧では同年代の少年少女達のレベルを大きく超えているようである。
私は、百合根光三さんが、ヒラメちゃんのファンだから、カオル君とうまくいくのではないかと思っていました。しかし、二人とも美術のセンスが卓越しているのを思い出した時、百合根光三さんがヒラメちゃんを思う気持ちは、私が考えていたのと違うのかなと思いました。性別の違いはあれ、ヒラメちゃんの控えめな性格が、息子とだぶって見えていたからではないかと。百合根光三が純粋にヒラメちゃんが好きなら、遺伝でカオル君もヒラメちゃんを好きになるかなと思っていましたが、考えが変わりました。
>チエもカオルも本当に良いところのある子だし、幼い頃から苦労ばかりしてきたから、その分将来は幸せになって欲しいと思うのである。そして、他の子達にも、どのような形であれそれぞれに幸せになって欲しい。
「じゃりン子チエ」と最初に出会った時、一番強烈な印象を受けたのは「カルメラ兄弟」でした。30歳近い男二人が、「カルメラの屋台」で生活なんかできるのかと思いました。この二人は、将来どうなってしまうのかと思いました。しかし、カルメラ兄弟は、最終的に子供まで作りました。百合根光三さん以外は皆、幸せになりましたよね。バクチ仲間も67巻で勘当がとかれたし。「じゃりン子チエ」の子供達も、きっと幸せになりますよ。