堅気屋倶楽部
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釜ヶ崎について [ ミノ ] 05/06/21 18:25
はじめまして。ちょっと質問させてください!
私は実際作品を見たことはなく、色んなレンタルビデオ屋で探しているところ(なかなか見つかりませんが)なのですが、大阪釜ヶ崎に興味があります。
この作品の舞台が釜ヶ崎だと聞いたのですが、日雇い労働など釜ヶ崎の文化や生活が描かれているのでしょうか?
Re:釜ヶ崎について [ Ze Precinho ] 05/06/21 20:28
私自身が思うには、アニメでは殆ど描かれていませんし、原著でもかなり抽象化されています。
実際の釜ヶ崎の事情は当然もっと複雑です。
ただ、私のように1980年代の西成/阿倍野界隈を知る者にとって、原書やアニメは決して神経を逆撫でするものではなく、寧ろノスタルジックな感情さえ起こさせます。
私にとってそこがこれら作品の魅力でしょうか?
Re[2]:釜ヶ崎について [ 森絢女 ] 05/06/22 07:44
私も同じ頃の界隈を知っているので、本当にノスタルジックな感慨がわきます。
もっとも、じゃりン子チエはその界隈を知る以前から愛読書でしたが……(その近辺を知るようになったのは偶然からです)

> 実際の釜ヶ崎の事情は当然もっと複雑です。

今も昔も複雑な土地には変わりないですが、社会情勢はまったく変わってきていますね。
あの土地に対する、周囲の見方というものが、昔は忌避しながらも受け入れていたように思うのですけど、今は……。

http://www.mori-ayame.com/

Re:釜ヶ崎について [ アキバのテツ ] 05/06/21 23:11
じゃりン子チエは確かに日雇い労働者が出てきます。
しかし、状況は現在とは大きく異なります。

作者のはるき先生は、1947年生まれです。だいたい、チエちゃんくらいの年齢だと、1950年代後半頃になります。この時は、まだ「極端な」日雇い労働者の町ではなく、高度経済成長がこれからという時代で、日雇い労働者の需要も高まっていく初期の頃です。

なので、作品を見ると分かると思いますが、現在の釜ヶ崎の雰囲気を感じることはほとんどないと思います。むしろ、幸せな時代です。はるき先生も、子供の頃の思い出が楽しかったからこそ、面白い作品が出来上がったのだと思います。

Re:釜ヶ崎について [ ミノ ] 05/06/23 16:52
お返事ありがとうございました。
大変参考になりました!
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