全巻通して読むと「カルメラ兄弟」の社会的ステータス(?)の向上(!?)を軸に次のように分割できるような気がするのですがどうでしょう?1)カルメラ兄弟の登場
ヨシ江さんが家出から戻ってくるあたりまで、この時点では単なる脇役扱い(全編を通してではありますが)。
2)青春編・修行編
カルメラ兄の失恋、弟が四国へ帰ってしまい・兄が商売換えを決意してラーメン修行、弟の帰還からギョーザの修行・カルメラ兄弟再結成、二人で店を立ち上げるまで。20巻台にこうした二人が主役になるエピソードがある。また、兄弟の詳しい情報(名前など)が明らかになる時期でもある。
3)単発事件編
30~40巻台後半まで
ここまでの主要登場人物のポジションが明確になりゲストキャラ・事件などが軸になる時期。
4)さっちゃん編
さっちゃんが登場。ここではカルメラ兄弟の店が話の展開に大きくかかわる。カルメラ兄弟を中心に見ると初めての弟子(さっちゃん父)・暖簾分け(倉敷のカルメラ亭)などがある。
5)カルメラ兄弟結婚編
兄弟が結婚するまでのエピソードを通じて花井拳骨・百合根との関係が再確認される。初登場の時点では単なるチンピラ(?)でしかなかった彼らが西萩の住人として溶け込んでいることがわかる。ミツルとの和解も(?)
6)大団円
皆様ご存知のとおり、最後のエピソードはカルメラ兄弟にそれぞれ子供が生まれた時点で大団円です。
長くなりましたが、いかがでしょうか。
誰かこうした視点から全巻の物語構造を分析した論文を書きませんか? あるいは私が書いてもよいでしょうか?