「じゃりン子チエ」に登場する食べ物の話題がよく登場しますが、今日は女の子らしく(^_^;)お料理のお話で皆さんのご機嫌を伺います。
堅気屋のお好み焼の作り方は9巻5話に載ってますが、その方法に、少し「エッセンス」を加え、普通のお好み焼きを「究極の堅気屋お好み焼」にグレードアップさせる方法を伝授します。1)だし
9巻にもあるとおり関西らしく鰹節や昆布をベースとしただしをとりたいところですが時間や手間や費用を考えると、たかがお好み焼で...とお思いの方もいると思います。
だからといって「ほんだし」等、合成化学調味料系粉末だしをだしの代用にすると塩辛くなるので使ってはいけません。
どうしても代用品を使うなら、市販の液体タイプの「関西風うどんだし」(甘味が効いたダシ)を関西風うどんよりも少し薄目にして、粉を溶くといいでしょう。
この場合「うどんだし」はなるべく関西系メーカーのものを使うこと。(希釈の目安が的確なので)
2)ソース
テッテ的にこだわるのなら、関西のお好み焼屋の業界標準である「どろ」と呼ばれるソースを使いたいです。
この「どろ」は、ウスターソースを作るときに出来る沈殿物らしく、名前の通りどろっとして、甘さのなかに程良い辛さがあり複雑な味がします。
「どろ」は、数年前からスーパーなどて売られるようになりました。(関西だけかな。ちなみに「オリバーどろソース」という名前で売られています)
「どろソース」が入手できない場合は、市販のお好み焼ソースや、広島焼の「オタフクソース」でも代用可能ですが、甘味がきつくなります。
(甘いのがいいという人には「どろ」よりもお薦めですが、代用ソースで甘すぎると感じた場合は、ウスターソースをホンのちょっぴり混ぜてソースを調味します)
ソースがないのならと、マヨネーズを塗る人がいますが「堅気屋」には、マヨネーズを置いていないので、この場合に限って邪道な食べ方です。
また某大手チェーン店のように、ソースとマヨネーズを一緒に塗って食べるのも言語道断!!
マヨネーズはヒラメちゃんやマサルが嫌いなので「じゃりン子チエ」にテッテ的にこだわりたい方は御法度!!
3)食べ方(ここからは「美味しんぼ」の海原雄山風)
近頃、出来上がったお好み焼きを一口大にして、上品に小皿に取り、箸で食べるなどという不作法が横行しているが、見ていて実に嘆かわしい。
お好み焼というのは、元来(中略)、正式な食し方は「じゃりン子チエ」という漫画の中で、お好み焼屋に来る客がしている作法が正しい。
鉄板(家でする場合はホットプレート)の上で、直接小さなコテを使って一口大に切り、それを、そのまま直接コテで口へ運ぶ。
この方法だと、熱せられた鉄板上の状態が食べる直前まで保たれるから、鮮度という点でも味は落ちない。
また、この無駄のない作法は、大阪人の合理的な生き方そのものを体現しているとは思わないか。
子供じゃあるまいし、小皿に取って箸で食べるなどとは、わざわざ最高の味を捨てているようなものだ。わかったか士郎!!。
でも、こんな講釈を垂れながら食べると余計まずくなるので、やめましょうね。