ついに、アニメーション『じゃりン子チエ』を観た。
これは劇場版でしょうか。1981年作品、111分。これをレンタルで探すのには時間がかかりました。「高畑勲作品」においておけばいいのに…。いや、実際問題「高畑勲作品」のコーナーは(まだ?)存在しないから、せめて「宮崎駿作品」(これはある)のとなりにでも置いてほしいなあ。
それはさておき。
いままでぼくの『じゃりン子チエ』は、漫画本の世界だった。2次元ですね。アニメーションは…やっぱり、すごいですよ。表現力が。
漫画本だと読み手の想像にまかされるけど、アニメは色、音、声、時間、間、リズム、いろんな要素が限定されてしまう。
ぼくはアニメ版を悪くいっているわけではないけど、やっぱりぼくの中の『じゃりン子チエ』は、漫画本でイメージ作られてしまった。
大塚康生氏(作画監督)がインタビューで言ってましたね。アニメの『じゃりン子チエ』は、100%はるき悦巳さんの世界だと。
高畑さんのすごさはそこなんだと。はるき悦巳さん本人が陣頭指揮をとったら全然違うものになっただろう、と。
なるほどなあ。でもアニメのチエちゃんの声はかわいいなあ。新鮮だった。
小鉄とジュニアが墓場でケンカして、「おまにはまけたよ」…
この場面でなぜか涙が…
小鉄は、やっぱりかっこいいよ。今度から「尊敬するひと」の欄には「小鉄」もいれよっかな。