以前から話題になっていたし、じゃりン子チエを語る上で欠かせないアイテムお好み焼き。やっと時間に余裕が出来たので作ってみることが出来た。この投稿はそのクッキングレポートである。1.材料調達
9巻によると、必要なのは、薄力粉・昆布・花鰹・山芋・キャベツ・卵・油・竹輪・烏賊・豚バラ薄切り・天かす・鯣・紅生姜・ソース、となっている。
うち、自宅にあるのが、薄力粉・昆布・花鰹・キャベツ・卵・油・竹輪。
買ってきたのが、山芋・烏賊・豚バラ薄切り・天かす・鯣・紅生姜。
ここで情報を。ヤマヒデ食品株式会社の「お好み焼きホームセット」というものがある。これは天かす・鯣・紅生姜・桜海老・鰹節・青海苔の6点が4人分ぐらいそれって売ってある。特記すべきは鯣が初めから入っていることであろう。兵庫の会社だが、さすが関西のメーカーだし、この商品を見つけて結構感動したものである。
最後、探して売ってなかったものがある。ドロソース!以前書いたが、お好み焼き標準ソースのみならず、レトルトカレーが甘いときに入れるなど用途は無茶苦茶広い。昔は売ってたのだが、今はどうしても見つからない。こういう点は九州の田舎は不利である。で、その代わりはどうしたかというと、それは後で。
2.材料分量
今回のお好み焼きでは、百合根レシピをベースに、どっちの料理ショーのお好み焼きのレシピ(辻調理師専門学校・清水隆史氏担当)で分からない部分を補充した。
用意した分量は直径20cmのフライパンで2枚分ぐらい。(どっちの料理ショーでは4人分らしいが)
「*」印は私独自の材料。
- 山芋40g(ただし、山芋するのが面倒臭かったので、山芋をフリーズドライした粉10gに水30gを加えて練ったものを使用)
- だし汁160cc(水1Lに対し、昆布100平方cm、花鰹35g)
- 薄力粉120g
- ベーキングパウダー小さじ1 *
- 烏賊の胴60g
- キャベツ200g(芯を除いた実質量)
- 卵2個
- 天かす、鯣、桜海老、紅生姜適量(お好み焼きに満遍なくかかる程度)
- 沢庵*、万能葱適量(お好み焼きに満遍なくかかる程度)
- 豚バラ肉薄切り160g
- 竹輪2/3本
- ソース適量(お多福ソース:ブルドック有機野菜のソース辛口スパイシー=1:1。後者のソースはドロではないけどかなり辛い。甘いお多福と半々で混ぜることで丁度いい甘さと辛さになる)
- サラダ油適量
- その他、鰹節、青海苔適量。
ベーキングパウダーはどっちの料理ショーに書いてあった。沢庵とか葱は私の好み。粉に混ぜる卵は、たった2枚に1個混ぜるのは分量が多いし、コレステロール過多で体に悪いので、焼くときに乗せる分のみとした。山芋フリーズドライは物珍しさも手伝って買ったけど、本物の芋でないと不味いのかしら?
天かす等の具体的分量は、どっちの料理ショーでは桜海老が大さじ12で他は大さじ4。
3.調理過程
調理器具は本来鉄板やホットプレートを使うべきだろうが、うちにはないので鉄製で厚めのフライパンを使用した。
食卓の上には古新聞と段ボールを重ね敷いて、焼き上がったらフライパンごと食卓に持っていってこれに乗せる。
- 水に昆布を入れて火に掛け、沸騰寸前で昆布を除き、沸騰直後に鰹節を入れて火を止め、クッキングペーパーを敷いた(灰汁も取れる)ざるで濾す。これでだし汁の完成。
- 山芋をすってだし汁で伸ばす。薄力粉とベーキングパウダーを伸ばした山芋でとく。
- キャベツを2~3mmの千切りして粉と混ぜる。
- 烏賊と竹輪は輪切り、紅生姜・沢庵・葱はみじん切り。
- フライパンにサラダ油を敷いて地を焼く。
- 具を9巻のある通りに乗せる。
- 地の中央をほじって、そこに卵を落として崩す。
- 以下、9巻通り。
- ソースを塗って、青海苔と鰹節をかけて出来上がり。(私マヨネーズ嫌いなので元々かけない)
4.感想
キャベツは元々320g(どっちの料理ショーではそうなってる)となっていたが、200g入れた時点で「これ多すぎとちゃう?」と思ってたけど、それで丁度良かったのは意外だった。しかし、作ってみて非常においしかった。今までのお好み焼きは山芋を入れてなかったり粉の割合が多すぎた分、確かにメリケン粉団子みたいだった。
山芋を入れるとふっくら、さっくりなるのと、キャベツを多めに入れる方が良いことが実感出来た。ソースも、100%ドロソースよりお多福と半々の方が私は良いと思う。
食べてみていままでで一番美味しかった!!いやホント。これで参考になるかどうか知らないけど、是非お試しあれ。