「ヨシ江はん家出本気論」について反論したいことがいくつかあります。まず一つ。"ヨシ江がテツを離さない、テツは逃げたがっている人"という関係であるというくだり。
そもそも、テツは以前ヨシ江に浮気の容疑がかかった時、ヨシ江は自分を裏切らない(夫婦と言う関係において)と思っていたテツがショックを受けて固まったことがあったり、またヨシ江が帰るまえ、3人で遊園地に行った際、無意識でやった事ながらテツはヨシ江の方に肩を組んだりしてたじゃないですか。
コミックスを読み返してみるとそういったシーンが所々あります。
結果としてテツとヨシ江は相思相愛なのです。それなのにあの論文の表現はあまりにも2人の関係を斜め読みし過ぎているのではと思わざるを得ません。
そしてもう一つ。「テツのシャツはヨシ江に対する嫌味である」と言う説。
あのシャツはヨシ江も確か同じ物を持っていたはずです。
おそろいのやつね。そもそもこの筆者の方のいう「テツはヨシエを嫌っている」ならばコケザルに黒シャツを買い占められて「わしのユニフォームが無い~」とか「調子が出ない」とか言うほどあのシャツに執着しないでしょう。
以前チエがマサルと同じシャツを着てしまったことがありましたが、その時チエは「うちは着とくど。だいたいウチの方が似合とるもん」といいつつも結局あのシャツはコミックス中2度と復活することはありませんでした。
テツも「ワシの方がにあっとるやんけ」という考えで着ているという考え方も出来ますが、ヨシ江の顔すらじっと見れないウブなテツがそんなこと出来るでしょうか。
「ヨシ江が出ていったからこれしか着るものがなくなった、という嫌味」なら、わざわざヨシ江が帰ってきた今、黒シャツを着続けなくては行けない理由はテツにはありません。
「あの時は大変やったんやど」という事をくどくど表しているのならば、べつにそんな回りくどい事をしなくともテツ的にことある毎に愚痴ってた方が効果がありそうだとテツも分かるんじゃないでしょうか。。テツはヨシ江を「にぶい」と思っている訳ですから。
嫌味をしても鈍いヨシ江に伝わらなければしょうがない、と。
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