堅気屋倶楽部
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はるき悦己の未発掘作品(?) [ ふーきゃん ] 98/01/17 01:27
わたくし、はるき悦己の未発掘作品(?)を見つけました。
「右むけ右!!」という作品で40ページ読み切り、初出は少年ビッグコミックという雑誌です。

おなじくファンの友人が以前古本屋でみつけてコピーを取っていたものですが、コピーのみを保存してたため、何年ごろの作品かわかりません。多分、絵柄からコミックスの10~20巻代くらいでしょうか?

表紙のあおり文字が「けったいなオッサンとたくましい浪速っ子たちが一機の飛行機に夢をかけた!!」とあり元整備士のオッサンの飛行機を飛ばすために子供たちが奮闘するという、ちょっとせつない大人とたくましい浪速っ子の物語です。

じつはこのコピーも以前からさんざんねだってやっと略奪(笑)してまいりました。

「右向け右」ですか [ 伊藤 顕 ] 98/01/19 10:09
センター試験で学校内に入れなかったので3日ぶりにやってまいりましたが、いや驚きました!
「右向け右!」ですか。この調子だともう何作品かでてきそうですね。こういう情報交換がインターネットの利点ですね。

これから国会図書館にいってまいります。そこで「力道山がやってきた」を入手してくるつもりです。自分は情報量は多いのですが、現物はあまり持っていないもので。
ほかに色々資料が欲しい人はどうぞ自分まで。こうなったらはるき悦巳先生の短編、インタビュー、単行本未収録カットなどをまとめた、ちょっとした冊子を作ってしまおうかとも考えています。

ただいまっ! [ 伊藤 顕 ] 98/01/21 17:29
国会図書館へいって参りました。いやはやすごい情報量で、1日じゃとても調べきれませんでした。じぶんは古本屋や図書館が好きで、行くといつもあれも見たいこれも見たいで目が回ってしまうのです。
というわけで、こんかいは各種初出などを調べるのは断念して、当初の目的である、インタビューと「力道山」をコピーしてきました。

まえに自分の事を大間抜けといっていた通り今回もやってしまいました!月曜日からニ日かけてまわる予定で出発したのですが、何と第3第4月曜日は休館日でした。とほほのほ。
これでは「西萩探索記2」の二の舞ではないか!(そういえばココを見ている人たちのうち、研究会の前の活動時期にいた人は何人くらいいるのですか?)
久しぶりの東京!神奈川県から引っ越して以来だと思うので、大体7年ぶりくらい?新宿はいいけど渋谷は肌に合いませんでした。帰りには中央線が止まってしまって帰れなくなるし。おもわず三鷹から国分寺まで歩いてしまいました。

それでは今回国会図書館でゲットした情報を。
・「力道山がやってきた」入手しました!ただし本がちゃんと開けない感じに製本されていたので本の綴じ目の部分が切れてしまいました。内容は「親子である事をおおっぴらげにひとに言う事ができない話」ちょいと暗い話ですが、結構いいです。
・インタビュー。これはそのうち「はるき悦巳の秘密」としてまとめて出そうと思っています。はるき悦巳氏の趣味とか作品に対する思い、あと、「徹子の部屋」に出た時の事など。
・そしてはるき悦巳先生の作品がもう一つ発覚!といっても題名しか判ってないのだが…題名は「ガチャバイ」
時期は81年か82年にかかれたもの。なんかもっと出てきそうですね。もう一回国会図書館にいかねば…

話は変わりますが、ここに来ている人たちって、「じゃりン子チエ」の登場人物と同名の人が結構いますね。
竹本さんは、まんま竹本さんだし。菊地さんは百合根の子、自分は渉の子、北中さんは字が違うけどカルメラ1号。
あと本名だしてない人は分からないけど。なんかみょーな共通点がありますね。

話が戻りますが、(うーん、文章に脈絡がないなあ)誰か国会図書館行ってみません?長野から東京出るのはしんどいのですわ。鈍行列車で行くからだという説がありますが。・・まてよ、もしかしたら、自分が一番東京に近い?まさか?誰かいましたっけ?
国会図書館は、ラフな格好で行っても思ったほど場違いにはなりません。しかし国会議事堂の目の前にあるので、そこへ行くまでが、かなり場違いです。自分は通勤時間帯に一人だけジーパン姿でした。ああ文章に脈絡がほんとにない…

読ませてもらいましたでぇ [ きくちかおる ] 98/01/22 19:50
ストーリーには触れませんが、
・大人の優しさといい加減さ、夢を現実にしようとする、ひたむきな子供たちの対比を楽しませてもらいました。
それに少年向けなのに、スクリーントーンなど、機械的な画材を使わずに(意識して使ってないのかどうかはわかりませんが)、劇画風にハーフトーンも手書きにするという作業は、ストーリーをさらにリアルにする効果があると感じました。
まさに「一本気な職人」のペン先でないと、この漫画は成り立たないでしょう。
と考えると「チエ」でのベタ塗り漏れは、描画が間に合わなかったというよりも、テッテ的に練られるストーリーとの格闘の痕跡と考えられるのでは..。
ちょっと偉そうでしたが、率直な感想です。
「右向け右!!」届きました [ 伊藤 顕 ] 98/01/27 15:17
ふーきゃんさん、「右向け右!!」届きました!
内容は、触れない方がいいんですかねえ。自分が汲み取ったのは、「過去に向かって生きる老人と、未来に向かって生きる子供たちの対比」だと思うんですが、どうでしょう。
職人 [ ふーきゃん ] 98/01/29 02:28
> 少年向けなのに、スクリーントーンなど、機械的な画材を使わずに(意識して使ってないのかどうかはわかりませんが)、

たしかに、はるき氏の作品はスクリーントーンが少ないですね。ほとんどないといってもいいくらい。多分トーンって服の模様としか思ってないんでしょう。今どき貴重ですね。
まさに、職人魂です。ちなみに私の確認したトーンは百合根のコートぐらいだったかなー?

スクリーントーンの話に関連して [ きくちかおる ] 98/01/30 10:02
この前の日曜日「サザエさん」の裏で「ナニワ金融道」の青木雄二センセの絶筆宣言の話をテレビでやってました。
絶筆理由は「50歳や60歳になっても漫画を描く体力はない」とのこと。

そういえば、青木センセもスクリーントーンを使っていない上に、背景は、ヒラメちゃんの絵も足下に及ばないぐらい細かい。(でも看板が大胆)
青木センセ、曰く「年寄りになって漫画描けるのは、名前だけ貸して、弟子に描かせてるからや」

コレを聞いて、はるきセンセも、創作的な部分もさることながら、実務的な体力にも、限界を感じていたのでは…と不覚にも思ってしまいました。
はるきセンセの絶筆宣言はありませんが、大阪を舞台にした大型劇画が次々と消えていったのは関西人として寂しい限りです。

Re:スクリーントーンの話に関連して [ 鈴原千陽 ] 98/01/30 15:21
チエちゃんとは関係ありませんが、石ノ森章太郎氏が亡くなりました。享年60歳。
そういえば手塚治虫・藤子F不二雄両氏とも60台で亡くなってます。
名作を生みだし、それを続けるには想像を絶する生命力が要るのでしょう。
何か青木さんの言葉には考えるところがあります。ご冥福をお祈りいたします。
未収録カットといえば [ きくちかおる ] 98/02/06 07:31
> 単行本未収録カットなどをまとめた、ちょっとした冊子を作ってしまおうかとも考えています。

未収録カットといえば、JR大阪駅のチエキーホルダーを売っている店に、はるき悦巳センセがキーホルダーの販促のために描いたと思われる色紙が飾ってあります。(チエ、テツ、小鉄がカラーで描かれている)

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